診断でわかること・改善のしかた
診断の結果を、改善の順番と方法まで落とし込んで報告いたします。
診断でわかる3つのこと
1. どこに弱点があるか
弱点のある画面・URL・設定の箇所を、再現の手順とあわせて特定します。
2. どれほど危ないか
弱点ごとに重大度を5段階で示し、悪用されたときに起こりうることを説明します。
3. どう直すか
根本の修正と、すぐにできる応急の対策を分けて示します。
重大度の5段階と、改善の目安の時期
重大度は、脆弱性の深刻さを表す国際的な指標 CVSS(共通脆弱性評価システム。 FIRST が公開)の区分を参考に、お客様の業務への影響を加えて判定します。改善の目安の時期は弊社の推奨であり、お客様の事情に応じてご相談のうえ決めていただきます。
| 重大度 | CVSS の点数 | 状態の例 | 改善の目安の時期(推奨) |
|---|---|---|---|
| 緊急 | 9.0〜10.0 | 外部から認証なしに、情報の取得やサーバーの操作が可能 | ただちに(応急の対策を当日中に) |
| 高 | 7.0〜8.9 | 条件がそろうと、他人の情報の閲覧や改ざんが可能 | 1週間以内 |
| 中 | 4.0〜6.9 | ほかの弱点と組み合わせると悪用が可能 | 1か月以内 |
| 低 | 0.1〜3.9 | 単独での悪用は難しいが、攻撃の手がかりになる | 次の改修の機会に |
| 情報 | — | 弱点ではないが、より安全にするための推奨事項 | ご判断に応じて |
出典:FIRST 「CVSS v4.0 Specification Document」https://www.first.org/cvss/v4.0/specification-document (点数の区分)
改善の進め方の4つの段階
応急の対策
緊急・高の弱点について、機能の一時停止・アクセスの制限・設定の変更など、すぐにできる対策で危険を小さくします。
根本の修正
プログラムの修正・ソフトウェアの更新・設計の見直しで、弱点そのものを無くします。
再診断
修正した項目が直っていること、修正によって新しい弱点が生まれていないことを確認します。
再発の防止
更新の手順・権限の管理・定期の診断の時期を決め、同じ弱点が再び生まれにくい運用にします。
よく見つかる弱点と、改善の例
| 弱点の例 | 起こりうること | 改善の例 |
|---|---|---|
| 🧩 古いプラグイン | 公開された攻撃の手順で、サイトを改ざんされる | 更新・不要なプラグインの削除・更新の手順の取り決め |
| 🔑 管理画面の守りが弱い | パスワードの総当たりで管理画面に入られる | 2段階認証・試行回数の制限・接続元の制限 |
| 🖥️ 他人の情報が見える | URL の番号を変えるだけで、他人の情報を閲覧される | サーバー側で、閲覧する権限を毎回確認する作りへ修正 |
| 📝 入力欄の扱いの不備 | 不正な命令を差し込まれ、データを抜き取られる | 入力値をそのまま命令に組み込まない作りへ修正 |
| ☁️ 保存領域の公開 | 社内の資料を誰でも閲覧できる | 公開の設定の解除・公開の可否を定期に確認 |
| 📄 エラーの画面 | 内部の構成・版の情報が攻撃の手がかりになる | 利用者向けのエラーの画面を、内部の情報を出さない表示に変更 |
弊社は Webサイトの制作・保守を本業としております。
修正の作業・設定の変更・更新の手順づくりも、ご依頼に応じてお受けいたします。